日差しが気になる季節になると、手軽に使える日焼け止めスプレーは大活躍しますよね。髪や体にサッと吹きかけられて便利な反面、「顔にもそのまま使っていいの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は、日焼け止めスプレーを顔に直接使うのはNG行為。
肌を守るつもりが、逆に肌トラブルや健康リスクを引き起こす可能性があるんです。
この記事では、なぜ顔に直接スプレーしてはいけないのか、その理由と正しい使い方をわかりやすく解説していきます。
日焼け止めスプレーを顔に直接はダメなのはなぜ?
吸い込むリスクがある
スプレーの粒子は非常に細かく、顔に直接噴射すると鼻や口から吸い込んでしまう危険があります。
吸入すると気道を刺激し、咳や喉の痛み、アレルギー反応を引き起こす可能性も。
目に入る危険性
顔にスプレーする際、意図せず目に入ってしまうことがあるため注意が必要です。
目に入ると痛みや充血、涙が出るなどトラブルの原因になります。
肌への刺激が強くなる
スプレーの勢いで直接肌にかけると、肌への刺激が強くなり、敏感肌や乾燥肌の人は赤みやかゆみが出ることもあります。
塗りムラができやすい
スプレーを直接かけただけでは、ムラになりやすく十分な紫外線防止効果が得られません。
特に小鼻の周りやフェイスラインなどは塗り残しが起こりやすいです。
メイク崩れの原因になる
顔にメイクをしている状態で直接スプレーすると、ファンデーションや日焼け止めがよれてしまうことがあります。
せっかくのメイクが崩れたり、テカリが気になったりする場合も。
日焼け止めスプレーの顔の塗り方は?
【STEP1】
容器をよく振り、手のひらを広げ、10~15cmほど離した位置から2~3秒スプレーして適量を出す。
透明タイプなら薄く広がる量を意識し、白浮きするタイプなら厚みを確認しながら。
【STEP2】
顔の中心から外側に向かって塗る
指の腹で頬→鼻→額→あご→フェイスラインの順に、やさしくなじませる。
目の周りは特に慎重に、軽くトントンと押さえるように塗布。
【STEP3】
焼けやすい部分は重ね塗り
頬骨、鼻筋、おでこなど日光が当たりやすい部位はもう一度少量を重ね塗り。
塗り残しを防ぐことで、紫外線カット効果に繋がります。
日焼け止めスプレーはメイクの上からの塗り方は?
顔に直接スプレーしない
スプレーを顔にそのまま噴射すると、メイクが崩れる原因に。さらに、目や鼻に入るリスクもあるので避けましょう。
手にスプレーを出してから使う
10〜15cmほどスプレーを離して、手のひらまたはスポンジに適量出すのが基本。
その後、メイクの上から軽く押さえるように塗布するとヨレにくくなります。
ティッシュやパフで「ポンポン塗り」
スプレーをパフやティッシュに取り、顔にポンポンと押さえるようにのせていくと、ムラなくなじみやすく、メイクもキープできます。
焼けやすい部位を重点的に
頬骨、鼻筋、額など紫外線が当たりやすい部分は重ね塗りを。崩れやすいTゾーンは特に丁寧に押さえましょう。
メイクフィックススプレー感覚で使えるタイプを選ぶ
最近は「メイクの上から使える」と明記された顔用UVスプレーやミストタイプも登場しています。
メイクキープ成分配合のものなら、仕上げ用ミストとしても活躍します。
日焼け止めスプレーの効果は?
高い紫外線カット
最近のスプレータイプは、SPF50+・PA++++など最高レベルの紫外線カット効果を持つ製品が主流です。
日焼け止めスプレーとクリームどっちがいい?

シーンに合わせて使い分けるのがベスト!
両方にメリット・デメリットがあるため、「絶対にどちらが優れている」とは言えません。
目的や使用場面によって選び方が変わります。
日焼け止めスプレーのメリット・デメリット
●メリット●
- 手軽に使える(手が汚れにくい)
- 髪・頭皮・背中など、塗りにくい場所にも便利
- メイクの上からも使いやすい(なじませ塗りがおすすめ)
- 持ち運びやすく、塗り直しが簡単
●デメリット●
- ムラになりやすく、効果が落ちやすい
- 風の強い屋外では使いにくい
- 目や口に入るリスクがあるため、顔に直接スプレーNG
日焼け止めクリームのメリット・デメリット
●メリット●
- 密着力・持続力が高い(汗や水に強い処方が多い)
- 均一に塗りやすく、ムラが出にくい
- 肌への保湿や美容成分が含まれているものも多い
●デメリット●
- 塗るのに時間がかかる
- 手が汚れる
- 塗り直しが面倒
その時々に合わせて、使い分けていくと良いですね!
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